GRAND PRIX NEW JERSEY 2014
TOP 8 DECKLISTS
November 16, 2014

http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpnj14/top8decks

Lam Phan UR STANDSTILL

3 Snapcaster Mage
4 Stifle
3 Spell Pierce
3 Spell Snare
2 Counterspell
4 Force of Will
4 Brainstorm
1 Dig Through Time
4 Lightning Bolt
3 Sudden Shock
1 Treasure Cruise
3 Standstill
1 Jace, the Mind Sculptor
4 Wasteland
4 Mishra’s Factory
2 Faerie Conclave
1 Wooded Foothills
1 Flooded Strand
1 Misty Rainforest
4 Scalding Tarn
4 Volcanic Island
2 Snow-Covered Island
1 Snow-Covered Mountain

Sideboard
2 Engineered Explosives
4 Relic of Progenitus
2 Surgical Extraction
1 Flusterstorm
1 Red Elemental Blast
2 Pyroblast
3 Pyroclasm


CounterBurn(LandStill)がTop8入り。凄い。

○LandStillの特徴
LandStillは他のタイプのCounterBurnと異なり土地に対して1対1交換を行うことが出来る。防御的なStilfeによるWastelandへの対策やWastelandによる相手のMishralandへの対策がある一方で、それらは相手のマナ基盤への攻撃にも使うことが出来る。これによりLandStillと対戦相手の手札がかみ合った時、相手のリソースをことごとく否定できるので大半のデッキ(※)に対してブン回りルート(=完全に噛み合った時)がある。しかし、ブン回りを手にした代わりに安定性が下がった。1対1交換の要素が増えたせいで、噛み合わない確率が上がった。1対1交換が成立しない=受動的なカードは死に札となるので非常に脆い。マナ基盤についても、2色にも拘らず基本地形は3枚と心許ない。

※Dredge: the Gatheringを除く

リストで気になったのはSudden Shock。役割が異なるものの2マナ火力2種ガン積みは無理っつーことでFire+Iceと枠を争う。Fire+Iceは苦手とする横並び系(Lingeringなど)に有効で、単騎ファッティで攻めてくる相手に対してもIceで時間稼ぎしつつダメージを重ねて火力で押し切るプランを取れる。Sudden Shockは環境最大勢力であるクロパに対して有効で、特にURDelverに対して刺さる。Tarmogoyf+Counterの組み合わせで攻めてくるクロパに対しても1発目のLightning Boltの圧力を上げ、1枚ずつ挿されたDelveドローは自らの墓地からStillやJaceを抜いてTarmogoyfのサイズを4/5まで落とし込むことが出来る。
Delveドローが流行る中でLingeringは数を減らし、タフネス2以下の生物が増加した結果として、2択の正解はSudden Shockになったと考えられる。

>ついでに
このURLandStillのリストはURDelverに対して非常に強そうだ。
・生物を必ず焼けるSudden Shock
・土地総数16Fetchland10を咎めるStifle4
・Standstillの下ではWastelandを持たない彼らは突破できないMishra’s Factory
さっさと生物を焼き、先にStillで3枚引いて、相手のCruiseを打ち消す。相手の先手を取ることでゲームが掌握出来る。サイド後のPoPは何とか打ち消したんだろう。

○準々決勝のLandStill対Infect
1戦目は手札にBolt*3を抱えつつも赤ソが1つだったため手数が足りずにInfectが押し切り。2戦目はNobleおばさんが本気を出してライフ(毒カウンターではなくて)が尽きるという結果。1戦目はマナ基盤の弱さが出てしまった。2戦目はStillに対応したCrop Rotation→Inkmothで失敗。こうなるとアドバンテージを手軽にStillで稼ぐことが出来ないため厳しい状態。結果、除去から漏れたNobleの攻撃でInfectの勝ちとなった。3枚積まれたSudden Shockのお陰でそれらを上手く引き込んでいれば有利なマッチだっただけに惜しい。InfectのTom Ross氏がそもそも強い説はあるが。

最後に気になった点は、Top8のWastelandの少なさ。採用デッキは3/8(Top16まで見ても5/16)。Infectメイン1サイド1、LandStill4、PostMUD2と採用デッキの少なさもさることながら、使用目的がマナ拘束メインではないという点が特徴的で、下手にWastelandを採用してマナ拘束をしてもCruiseでリカバリーされてしまうため、Wastelandを持たないデッキが増えてきたのだろうか。特に、その傾向はURxのカラーに多く、Cruiseで引き増して、本体火力に当てた方が有効であるという流れになっている。こうなると、本来であればマナ基盤の弱いLandStillは弱点を免れてより優位に立てるだろう。

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